農薬使用について

ぶどうを栽培するにあたって、病原菌や害虫からぶどうを守る為、農薬の最小限の使用はやむを得ないことと考えます。散布しなくて済むのであれば、コストはかからず、また自身も農薬を浴びずに済みます。さらに労力もかけずに済みます。しかし現実にはなかなか難しいのです。梅雨期の高温多湿下に見られるように病原菌はすぐに繁殖し、早期に落葉し、または果実が腐ったりします。ですからそうならないよう安全基準を守り最低の化学薬剤散布はやむを得ません。病気に犯された果実は贈答用には使えませんから、、、、。
 農協や県では安全基準にそって防除の指針を作成しています。作物により散布の時期は異なりますが正しく守れば残留農薬の問題はでないと関係者は話しています。当園は無農薬栽培ではありませんが消費者の方の立場に立って正しく農薬を使用したいと考えています。ですのでフェアトレードの精神で当園のぶどうを購入していただきたいのです。

今回の農薬の問題で自然物からつくる薬剤が登録保留になったことは非常に残念です。私は安全と思える剤は使用したいと考えています。

生協の特定農薬問題アピール文より抜粋  (2003年1月29日) (生協よつ葉会)
略、、、減農薬栽培を推し進めてきましたが、今回農水省が候補に740項目を挙げそのうち120項目を特定農薬として指定しようとしています。、、、炭なども農薬になってしまいます。このことが特定農薬使用になります。農家が長年知恵と努力で、人にも環境にも負荷をかけず、減農薬栽培してきたことは一体なんだったのでしょう。
 この法案は基本的に農薬を減らす配慮が見られません農薬はあくまで化学合成されたものを農薬として扱うべきです。料理に使う酢などが特定農薬に指定されると、私たちは特定農薬を日常生活の中で使うことになってしまいます。誰が考えても、時代に逆行し無害な資材を農薬として規定するような法案を、生協よつ葉会としては認めるわけにはいきません。、、、と 、、、略、、、
 うなずくところが多いアピール文です。ちなみに私のところも会員になっています。

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